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遠い接近 (1977年) (文春文庫)

によって 松本 清張


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■ 【当初は週刊朝日の連載ミステリー】この長編ミステリー小説は、当初、週刊朝日に半年以上に渡り連載され、凡そ五年後の1977年7月に文庫本初版が出ております。週刊朝日に連載を始めたのは、著者(清張)60歳の時です。■ 【20年前の『召集令状』へのわだかまり】連載開始時は、既に、戦後二十年経ち、清張自身も、芥川賞(’53年)、日本ジャーナリスト会議賞(’63年)、菊池寛賞(’70年)などを受賞しており、既に、ミステリー作家としての地位を固めた時期になっております。この時期に、著者は二十年前の自分、即ち、34歳の中年版下職人への『召集令状』という国家権力の拉致行為へのわだかまりを本著書によって、赤裸々に著わしている。■ 【赤紙(召集令状)発行の実態を知る】小説そのものは、一兵士の個人的復讐ストーリーです。しかし、著者本人の召集令状に基づいた体験により描かれた内容ということで、俄然、単なるミステリーの領域を超えております。天皇の名で出される赤紙、即ち、『召集令状』をキーワードに、一市民家族を地獄の苦しみに追い込む赤紙と言う国家権力、召集令状の不正な闇の国家権力のカラクリの実態、大日本帝国の私的制裁の横行する軍隊生活、兵士達の望郷の念と運命などを描き出しております。ミステリー作家として「社会派」と言わしめる代表的な作品となっております。

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